企業がDXを推進するためには、日々のデータを理解し活用することが重要です。BIツールはそれを可能にしますが、「BIツールで何を実現できるかわからない」と導入をためらう企業や、「導入したが活用できていない」と悩む企業も多いです。
本ページでは、近年のBIツールの進化とAIと会話しながらデータの可視化・分析を行えるチャットBIについてご紹介し、その機能が企業のデータ活用にどのように影響するかを解説します。
BIツールを導入していない企業ではデータの自動探索や分析が困難です。導入していても従来型BIツールを使っている場合、出力できるのは専門家が作成した定型のレポートが中心で、一般の利用者にはカスタマイズが難しいです。ユーザーが自分でデータを探索し、表計算ソフトで分析する場合、方法が個人のノウハウになり統一感がなく、ノウハウの共有も難しくなります。
セルフサービスBIは、従来のBIツールの課題を解決し、専門家ではない、今までは一般の利用者であった市民データサイエンティストが直感的にデータの可視化・分析を行えるように進化しました。これによりデータ管理の作業負担が軽減され、企業のコスト削減に寄与します。
しかし、このシステムを効果的に使いこなすには適切な技術トレーニングが必要であり、一部のユーザーは操作を難しく感じてしまう場合もありました。
新機能として登場したチャットBIにより、AIのサポートを受けてユーザーはデータの抽出や分析を直感的に行えるようになりました。自然言語を用いたインタラクションでグラフが自動生成され、AIが分析サポートも提供します。
これにより、ユーザーは視覚的にも理解しやすく、効率的なデータ分析が可能になり、意思決定に役立つ洞察を得ることができます。さらに、この新機能によりBI利用者の敷居が大幅に下がり、専門的な知識がなくても誰でも簡単に高度なデータ分析を行うことができるようになります。
チャットBIを利用して、現場レベルでのデータ利活用を始めたいと考えている企業に最適なのが、IBMが提供する「IBM® Cognos Analytics」です。
Cognos Analyticsではチャットに質問文を入力すると、AIが適切なグラフを提案して作成し、数値から見える洞察も文章で解説します。
また、Cognosは下記の特徴も備えており、現場レベルのデータ活用から企業全体でのエンタープライズBIとしてのデータ活用まで幅広く活用することが可能です。
・サーバ型アプリケーションなので大量データを高速に処理
・多様なデータソースに接続が可能
・ActiveDirectoryやLDAPと連携したユーザー管理機能
・定型的な帳票の作成
ライトウェルではBI活用を目指すお客様に向け、2つのフェーズでサポートをいたします。
■スタートアップ支援
まずは、BIの導入に向けた準備をしているお客様向けのスタートアップ支援。
この支援では、お客様のデータをチャットBIで活用しやす形にするお手伝いや、対象業務の課題点の整理などをサポートいたします。
■セルフサービスBI運用支援
ライトウェルは豊富なインフラの構築運用経験からサービス開始後の運用支援もいたします。
利用部門、管理部門のトレーニングから、日々の運用のトラブルシュート、BI利活用の相談事まで幅広く対応いたします。
※費用についてはお気軽にお問い合わせください。